シーズンも半ばに差し掛かり、ジェフは順位表を見れば下から数えた方が早いという現状です。苦しい戦いが続いていますが、7月に工藤浩平が8年ぶりにジェフに復帰をしました。それにより、ジェフに変化があったのか、はたまた変化がないのかどうかを今回は書いていこうと思います。ではでは。

~浩平復帰による影響 4123の復権~

工藤浩平というプレイヤーについては、ジェフがJ1にいるころから見ている人に説明する必要はありませんね。工藤浩平というプレイヤーはボールを持つと抜群のセンスを発揮します。

浩平はトップ下もできるプレイヤーですが、エスナイデルからすればIHメインでのチョイスだったのかもしれません。今のジェフの他の選手で言えば、ヤマトと近いと思います。そんな浩平が帰って来てからのジェフは4123の布陣を使うことがまた増えてきました。

この前の松本戦のスタメンです。浩平はIHに入ります。

まずは攻撃面から見ていきましょう。エスナイデルになってからのジェフはボールを保持することをまずは目指します。よって、ボールを持っていかに相手の守備にアタックできるのかが鍵になってきます。ただ、浩平加入前のジェフは、ビルドアップからどうやって前進していくのか、相手の列を越えていくのかというのがとても曖昧でした。なので、ボールは持てても勝てないという試合を多く積み重ねてしまいました。そして、プレッシングを食らうと回避できないという課題もあり、これらを改善しなければなりませんでした。

浩平が入ってからのジェフは、浩平と同じくIHに入った選手が降りていく動きというのが増えました。

それに呼応するようにSBが前へ、WGが中に入ってきて相手のライン間に侵入するというのが新たなパターンになってきました。まあ、ちばぎんや開幕序盤の時には普通にやってた動きなんですけどね…笑。

浩平やIHがこのように降りていくことで、ボールを触れる回数というのが増えます。降りていくことで相手の対面する(マークする)選手から離れることにもなるので、フリーでボールを受けられる可能性も高くなります。フリーでボールを受ければ自由に展開ができます。

そして、パサー化することで、パスセンス抜群の浩平がライン間に侵入していくWGへの供給役となることで攻撃の質も期待できます。また、降りることによって、相手の守備の基準点をずらしてプレッシングの回避も狙えるかなと思います。

ただ、後方からのビルドアップがよくなっても、ネガティブトランジションのことを考えてかサイドからのクロス攻撃が多く、ゴール前の質も課題であり、そこについては浩平が入ったからどうこうできるわけではないと思うので、それはなんとかしないといけないところですね。

~浩平に頼ってもどうしようもないこと オーガナイズの欠如~

浩平が復帰したことでプラスに働いている部分がありますが、同時に浩平が入ってもどうしようもないことというのが当然あります。それは守備面です。

この前のフクアリでの松本戦の2失点がわかりやすいのですが、まず1失点目に関しては前のプレスがかかっていないのにも関わらず、最終ラインは極限まで上げてしまい、岩上がフリーの状態で裏にボールを蹴らせてしまったことでライン裏の広大なスペースでの勝負を許してしまいました(近藤の対応のまずさもありますが)。コンパクトにして守備をさせたいのはわかりますが、状況によってはこういう形で裏を狙われてしまうことが今のジェフでよく見られます。

そして、2失点目では浩平がプレスをかけようと前へ出ました。この判断については間違いではないと思いますが、全体のスライドが遅く、がら空きとなったアンカー脇からの前進を許して失点を食らいました。

これらは全体の組織、いわゆるオーガナイズの問題となります。こればっかりは選手どうこうで解決できる問題ではありません。

昨年のジェフの7連勝は全体のオーガナイズの緻密さがあってのものでした。縦横共にコンパクトにして行うプレッシングによって、相手に列を突破させず。逆に運ばれてリトリートを強いられてもコンパクトな陣形を保つことで強い守備というものを発揮できていました。

それが今年になってできなくなっているということは、やはり彼らの影響があったのでしょうか…(茨城方面を見ながら)。

~最後に~

浩平が入ってからのジェフは攻撃面においてはいい影響が出始めてるかなとは思います。センスがある選手にゲームを作らせる、それによって攻撃の流れをよくさせるという役割を浩平には期待できるとは思います。ですが、さっきも書いたように浩平が入ってもどうしようもできない問題というのは絶対にあります。その問題を引きずっているのがあっての今の順位でもあるとは思うので、こればかりはエスナイデルやキジェルモ次第になります。気づいているのか、気づいていないのかよくわからないですけどね…。

今回は以上です。

ほいじゃまた!

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